※本記事内の引用文はすべてMCD booksのSourdoughから引用して掲載しております。
※本記事はストーリーのまとめや要約を目的としたものではありません。ご興味のある方はご自分で、原著または日本語訳の本を読むことをお勧めします。
導入のシーンの後、主人公がおもむろに自己紹介を始める一文。
My father was a database programmer for General Motors who liked his work and had endeavored to surround me with computers from toddlerhood onward, and whose plan succeeded because I never thought of anything except following his path, especially at a time when programming was taking on a sheen of dynamism and computer science departments were wooing young women aggressively.
これで一文です。60単語。コンマで3つの節に分かれていますが、めっちゃ長い!
試しに音読してみましたが、一息で読めない(ネイティブなら読めるのかな?)
これはもしかして、オタク特有の早口ってやつなのでは・・・
しかし気になったのは、この文、主語がMy fatherであってIではない。『私』の生い立ちを紹介するのに主語は私でなく父。しかも母やその他の兄弟の存在感がゼロ。
もしかして:アメリカ流の自己紹介?
・・・と思ったけどこれは偏見。そもそもこの物語、家族の話じゃなく、主人公は自立した女性。家族のことを言う必要がないんですね。
個人主義と言うか、必要な要素だけを編集して語っている、非常に知的な印象を与えます。
It’s nice to be wooed.
長文の続きの文。wooは口説くとかそういう意味のスラングだそうです。
”口説かれるのって気持ちいい”
早口で必要最小限の経歴を叙述した後にシンプルな抒情。
これは読んでいても気持ちのいいリズムですね。
Here’s thing I believe about people my age: we are the children of Hogwarts, and more than anything, we just want to be sorted.
あらすじという適当に読み流されそうなところで突然出現する「ホグワーツ」の言葉。上手い。もはやフィクションの中にも普通に登場する存在なんですね。
私は残念ながらホグワーツの子どもたちではありませんが、組み分け帽子(the Sorting Hat)に組み分けされるシーンは子供たちは大好きですよね。クラス替えみたいなものでしょうか。
続きも読み進めていきます。

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